グリップ特集(基礎編)‼
2022.08.13
グリップ特集(基礎編)
グリップは、時間や使用に従い劣化したり、磨耗する素材でできています。特に汚れ、手からの脂はグリップを劣化させます。ゴルフのグリップは、車のタイヤと同じ消耗品です。車は、タイヤを交換することで性能を維持したり、“用途”に合わせて性能を向上させます。ゴルフのグリップも同じように、交換することで、プレーヤーの皆さまの使用クラブの性能を維持し、さらに向上させることが可能なのです。
★グリップ交換のタイミングは?
グリップは手とクラブと唯一の接点です。グリップも使っていれば手の汗や油などで劣化していきます。グリップは基本的にゴム素材が多く、消耗品です。使わなくて放置していても、徐々に劣化していきます。劣化していくと以下の様な症状が出てきます。
・いつも握っている部分がへこんできた。
・ゴムにヒビが入ってきた。
・ゴムが硬くなっている。
・表面がつるつるしてきた、テカってきた。
左:新品グリップ、右:硬化したグリップ(表面に光沢が出ています。)
交換時期の目安ですが、あまりプレイしない方でも1年に1回、毎週ラウンドするような方は半年に1回の交換を、メーカーは推奨しています。大切なクラブです。クラブと仲良くなるためにも、適切な時期で、新しいものに交換してコンディションを整えてあげましょう。
★どんなグリップに交換すればいい?
グリップの種類も様々あり、どんなグリップがいいのか迷ってしまいます。
基本的には同じ位の重量のグリップを装着するのが一番理想的です!!
ゴルフクラブは振りやすいようにヘッドとグリップの重量配分を考えて作られています。
昔はグリップの重量が50g近くが一般的でしたが、最近のクラブの重量が軽量化に伴い、
元の装着しているグリップでも30g位もの登場しており、50gのグリップを装着すると
重量全体が一気に20gも重量がアップします。
クラブのバランスが崩れてしまいますので、元と同じ重量でバランスを整える事が無難だと言えます。
★バックラインってなに?
グリップには「バックライン」と呼ばれる裏面にスジが入っているのをご存じでしょうか?
握っている手にフィットさせるためにスジをつけています。
ただ、最近では弾道調整の為にシャフトが可変式になっているクラブも多く、
ポジションを変えてしまうとバックラインが横を向いてしまう為、可変式のクラブには
バックラインが入っていません。
ウェッジについているグリップにもバックラインが入っていないものが多いです。
これもバンカー等の際にフェースを開いて構える為、フェースを開いたり閉じたりして握りやすく、球を打ち分けたい方に向いています。
★グリップの素材の種類
ラバー(天然ゴム)と、樹脂系(エラストマーなど)、コード入りが主流です。
①ラバータイプ
②樹脂タイプ
③コード入りタイプ
それぞれタイプの特徴
ラバー | 樹脂タイプ | コード入り | |
握った感触 | 柔らかい | 柔らかいorしっかり | 硬い |
雨での使用感 | 滑りやすい | やや滑りやすい | 滑りにくい |
耐久性 | 低い | 高い | やや低い |
①「ラバー」タイプ:グリップ自体が柔らかく、しっとりしたさわり心地が特徴です。シャフトのしなりも感じやすくなります。手の皮がやわらかい人や女性はコードなしがおすすめです。シャフトのしなりも感じやすくなります。
・ゴルフプライド
ゴルフグリップの最大手です。ラバータイプ・コードタイプなど様々なラインナップです。
②「樹脂」タイプ:非常に柔らかい感触やしっかりした感触いろいろあり、耐久性は強いのが特徴です。カラフルなモデルが多く、非常に人気も高くなっています。
・イオミック
樹脂タイプで1番人気のあるグリップです。柔らかい・しっかりとした感触とさまざまな種類があり、発売色が豊富なのが特徴です。凝る方は1本1本色合いを変えている方もいらっしゃいますよ。
・エリートグリップ
elite grips 〜 あなたのゴルフに革命を起こすゴルフグリップ 〜
・カデログリップ
【公式】カデログリップ CADERO GRIP | おしゃれゴルフグリップ
③「コード」タイプ:グリップの中に糸が練りこまれているものを指します。硬いコードが内側に入っているため、握った感触が硬く、シャフトのしなりも感じにくくなります。また、コードが表面に出ているため、グリップ感が強く、 濡れても滑りにくく、強くグリップを握る方が安心してスイングすることができます。
★時間と値段はどのくらいかかるの?
1本約10分位で交換は可能です。
本数が多い、混雑時にはお預かりとなる場合がありますのでご注意ください。
金額はグリップの代金+工賃440円(1本につき)になります。
※グリップ持ち込みでの交換の場合は工賃が660円になります。