【特集】ゴルフの服装マナー
2021.09.27
【特集】ゴルフの服装マナー
ゴルフクラブにドレスコードがあることを、多少曖昧に理解している方は多くいます。
格式あるゴルフ場では、ドレスコードを守っていないと入場を断られたり、注意を受ける場合があります。
断られたり、注意を受けるのも気持ちはよくありませんし、仕事上のお付き合いで行かれる方も多く、カッコのいいものでもありません。マナーを十分に理解して守った方が無難です。
そこで今回は、ゴルフの入場時の服装やプレー中のコーディネートについて見ていきます。
ゴルフの服装の歴史
ゴルフの歴史は長く、もともとゴルフはイギリスの貴族の遊びでした。貴族同士のプレー中に、正装は必須だったのです。
その流れで、今でもゴルフをする際はきちんとジャケットを着用して、ゴルフクラブに出入りしなければならないというマナーはずっと残りました。
現在もゴルフの正装はエチケットの1つとして長年守られてきました。入場時・プレー中共にデニム素材やカーゴパンツ→「作業着」、襟なしシャツは→「肌着」扱いの為、マナー違反でゴルフウェアブランドからもデニム素材のもの、デニム風のデザインのものは現在も登場していません。日本にゴルフがやってきた際にもこのマナーはきちんと継承されていて、現在でもこのマナーが残っています。
入場時の服装ルール
入場する際には、プレー時とは違うマナーがあります。
これらの服装のルールはゴルフクラブによって、厳しい所もありますので、持っている服で不安のある時は何がダメなのか事前に確認しておきましょう。
男性の入場時の服装
男性はどのゴルフ場でも入場の際はジャケットやブレザーの着用が必須です。
さらに襟のあるシャツにスラックスやチノパン、ベルト、革靴などセミフォーマルを合わせましょう。イメージ的にはビジネスマンに近い服装になります。
ジャケットは暑い時期は手にかけておくだけでもOKですが、格式高いゴルフクラブでは入場するときだけでも着用しなければならない場合もあります。
ジャージやサンダル、シャツのみ、ハーフパンツで向かうと入場を断られる可能性もあります。
女性の入場時の服装
女性の場合はセミフォーマルな服装、襟付きのシャツが必要です。
レストランに行くときや、ホテルのロビーに行くときのような服装をイメージしてアイテムを選びましょう。
必ずしもジャケットを着用する必要はありませんが、このときも肩が出るような露出の多い服装はNGです。
足元も低めのヒールのパンプスや革靴を選ぶようにしましょう。
プレー中のルール
ゴルフウェアはどのようなものを選ぶべきなのか、マナーや服装のルールについて、基本の服装や必要な小物、NGなことなどを紹介します。
男女別にゴルフウェアの基本的な知識を覚えて、スムーズにゴルフを楽しめるように準備しておきましょう。
男女共通のNGな服装
①タオルを首に巻く、腰に下げる
暑かったり日焼けが気になったりすると、タオルを首に巻くことがあります。また、すぐに汗を拭けるように腰に下げる方もいますがNGになります。だらしない印象を与え、ほかのプレーヤーを不快にさせてしまうため、やめておきましょう。ネッククーラー等はOKですのでこちらを活用しましょう。
②帽子を被らない
帽子はゴルフクラブではマナーの1つです。
自分自身にとっても、飛んでくるボールからの保護の意味合いと熱中症対策、紫外線対策にもなるため、必ず着用しましょう。
ゴルフウェアブランドからも帽子はたくさん登場しています。
ゴルフ専用のシューズ
スニーカーやヒールやパンプスではプレーできません。かならずゴルフ専用のシューズを選ぶようにしてください。
男性編
男性がゴルフをプレーする際に守っておきたい最低限の服装のマナーを紹介します。
とくに初心者の方はしっかり覚えておきましょう。
ポロシャツなど襟つきの服
ゴルフをプレーする際は、ポロシャツなどの襟つきの服を着用するのがマストです。暑い季節でもタンクトップなどでプレーすることはできないので、注意しましょう。
寒い季節には、タートルネックもOKとされています。
Tシャツやカットソーなどの襟のない服は注意されることも多いです。
「迷彩柄」はゴルフショップでも売っていますが、NGにしているゴルフ場がありますので、注意が必要です。
ベルトを通せるボトムス
ボトムスはベルト通しのあるでタイプを選びましょう。最近ではジョガーパンツも登場していますが、ウエストがゴム紐だけで留めるものは厳禁です。
夏場でハーフパンツを着用の場合には、ハイソックス着用が基本になっています。イギリスのゴルフ場では硬い草が多く、ラフに入った際に足が傷付かないようにというのが起源だそうです。
トップスはボトムにインする
トップスはボトムにインして、きちんとした着こなしをしましょう。
プレー中にどうしてもウエストからトップスが出てしまうこともありますが、周囲に分からないようサッと直すことが大切です。
休憩中、ハウスの中ではきちんとインした状態で過ごすようにしましょう。
女性編
女性のゴルフプレー時の服装について解説します。
女性のゴルフウェアは種類が豊富でさまざまな着こなしを楽しむことができますが、マナー違反にならないように注意してください。
露出の少ないトップス
女性も男性と同様、襟つきのポロシャツやタートルネックのトップスが推奨されています。
タンクトップ、キャミソールなど、肩が大きく出るもの、ショート丈でお腹が出るものなど、露出が多くなるアイテムの着用はできません。
適度な丈のパンツやスカート
女性のゴルフウェアには丈の短いスカートやパンツもたくさんありますが、ゴルフクラブによっては禁止されています。
適度な丈のボトムスを選ぶようにしましょう。
初心者の場合は、1本あれば困らないロングパンツを選び、周囲の人の服装から学ぶことがおすすめです。